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小児矯正は1期治療だけで終わる?治療のメリット・2期治療が必要になるケース・始める前に知っておきたいポイントを詳しく解説



「子どもの歯並びが気になるけれど、小児矯正は1期治療だけで終わるの?」「1期治療をすれば大人になってから矯正しなくてもいいの?」「できるだけ子どもの負担を減らしたい」と考える保護者の方は多いのではないでしょうか。

小児矯正には「1期治療」と「2期治療」があります。1期治療は乳歯と永久歯が混在する成長期に行う矯正治療で、顎の成長を利用しながら歯並びや噛み合わせを整えることを目的としています。一方、2期治療は永久歯が生えそろった後に行う本格的な矯正治療です。

保護者の方から最も多くいただく質問の一つが、「1期治療だけで終わりますか?」というものです。

結論からいうと、1期治療のみで治療が完了するお子さんもいますが、すべてのお子さんが1期治療だけで終わるわけではありません。

歯並びや顎の大きさ、永久歯の生え方、成長の仕方には個人差があり、成長が進んでから初めて分かることもあります。そのため、1期治療の終了時点で歯並びや噛み合わせを確認し、必要に応じて2期治療へ移行するかどうかを判断します。

しかし、仮に2期治療が必要になったとしても、1期治療を行う意味がなくなるわけではありません。成長期だからこそ得られるメリットは多く、将来の本格矯正をよりスムーズに進められる可能性もあります。

この記事では、小児矯正の1期治療とはどのような治療なのか、1期治療だけで終わるケース、2期治療が必要になるケース、治療を始めるメリットや注意点について詳しく解説します。




◆◇ 小児矯正の1期治療とは?どのようなことを行うの?

小児矯正の1期治療は、一般的に6~12歳頃の乳歯と永久歯が混在している時期に行われます。

この時期は顎の骨がまだ成長途中であるため、その成長を利用しながら歯並びや噛み合わせを整えていくことが大きな特徴です。

大人の矯正治療では歯を動かすことが中心になりますが、小児矯正では「歯がきれいに並ぶための土台づくり」が重要な目的になります。

例えば、顎が小さく永久歯が並ぶスペースが不足している場合には、顎の成長を促しながら歯が並びやすい環境を整えます。

また、上下の顎のバランスが悪い場合には、成長を利用して改善を目指すこともあります。

さらに、指しゃぶりや口呼吸、舌で歯を押す癖など、歯並びへ悪影響を与える習慣がある場合には、それらを改善するトレーニングを併せて行うこともあります。

使用する装置もさまざまで、取り外しができる装置や固定式の装置など、お子さんのお口の状態に合わせて選択されます。

1期治療は歯を無理に並べることが目的ではなく、永久歯が正しい位置へ生えやすくなる環境を整えることが中心となります。

そのため、永久歯が生えそろった段階で歯並びがきれいに整っているお子さんもいれば、仕上げとして2期治療が必要になるお子さんもいます。






◆◇ 1期治療だけで終わるケースとは?

1期治療のみで矯正治療が完了するかどうかは、お子さんの成長や歯並びによって異なります。

例えば、顎の大きさがやや小さい程度で、1期治療によって永久歯が並ぶ十分なスペースを確保できた場合には、そのまま歯並びが整い、2期治療を行わずに経過観察となることがあります。

また、軽度の歯並びの乱れや噛み合わせの問題であれば、成長とともに改善し、追加の矯正治療が不要になるケースもあります。

受け口や出っ歯なども、成長期の早い段階で適切な治療を行うことで、大きく改善する場合があります。

ただし、「1期治療を受ければ必ず2期治療は不要になる」とは言えません。

永久歯が生えそろうまでは最終的な歯並びを完全に予測することが難しいためです。

親知らず以外の永久歯がすべて生えそろった後に初めて、細かな歯並びや噛み合わせの状態が分かることもあります。

そのため、1期治療終了後もしばらくは定期的な経過観察を続けながら、必要に応じて2期治療を検討します。

1期治療だけで終わるかどうかは治療開始前には断言できないことが多く、成長を見守りながら判断していくことになります。




◆◇ 2期治療が必要になるケースとその理由

1期治療を受けたお子さんでも、永久歯が生えそろった後に2期治療が必要になることがあります。

その理由の一つは、永久歯の大きさや生える方向には個人差があるためです。

顎のスペースを広げても、永久歯が予想以上に大きかったり、生える向きが大きくずれたりすると、歯並びが乱れることがあります。

また、成長の仕方も一人ひとり異なります。

顎の成長が予測通り進まなかった場合には、上下の噛み合わせにズレが残ることがあります。

さらに、遺伝的な要因が強い歯並びでは、1期治療だけでは十分な改善が難しいこともあります。

2期治療では、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置などを使用し、永久歯を細かく動かして理想的な歯並びや噛み合わせへ仕上げていきます。

ただし、1期治療を受けていた場合には、顎のスペースが確保されているため、抜歯を避けられる可能性が高くなったり、2期治療の期間が短くなったりするケースもあります。

つまり、2期治療が必要になったとしても、1期治療で行ったことが無駄になるわけではありません。

むしろ、より良い治療結果につながる土台となることが多いのです。




◆◇ 小児矯正を始めるメリットと知っておきたい注意点

小児矯正には成長期だからこそ得られる多くのメリットがあります。

最大のメリットは、顎の成長を利用できることです。

大人になってからでは難しい顎の幅の改善や噛み合わせの誘導を行える可能性があります。

その結果、永久歯が自然に並びやすくなり、将来的な抜歯の可能性を減らせる場合があります。

また、口呼吸や舌癖、指しゃぶりなど歯並びへ悪影響を与える習慣を改善するきっかけにもなります。

さらに、歯磨きしやすい歯並びになることで虫歯や歯周病の予防にもつながります。

一方で、小児矯正には注意点もあります。

成長には個人差があるため、治療期間が長くなることがあります。

また、取り外し式の装置では、お子さん本人が毎日きちんと装着することが重要になります。

保護者の方のサポートも治療成功には欠かせません。

そして、1期治療だけで終了する保証はありません。

治療開始時には、「成長を利用してより良い歯並びを目指す治療」であることを理解し、必要に応じて2期治療も視野に入れておくことが大切です。

定期的な通院を続けながら、お子さんの成長に合わせて最適な治療を選択していきましょう。







◆◇ 1期治療は将来の歯並びを整えるための大切な土台づくり

小児矯正の1期治療は、乳歯と永久歯が混在する成長期だからこそ行える大切な治療です。顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを確保し、噛み合わせを整えることで、将来の歯並びをより良い方向へ導くことが期待できます。

1期治療だけで治療が完了するお子さんもいますが、永久歯が生えそろった後に細かな歯並びを整えるため、2期治療が必要になるケースもあります。しかし、2期治療が必要になったとしても、1期治療によって顎の成長を促し、永久歯が並びやすい環境を整えておくことは大きなメリットになります。

また、小児矯正は歯並びだけではなく、噛み合わせや口腔機能、将来的なお口の健康にも関わる重要な治療です。早い時期に問題へ気付き、適切なタイミングで治療を始めることで、お子さんへの負担を軽減できる場合もあります。

「子どもの歯並びが気になる」「永久歯がガタガタに生えてきた」「受け口や出っ歯が心配」「矯正を始めるタイミングが分からない」という場合は、一度矯正歯科で相談してみることをおすすめします。成長段階に合わせた適切な診断と治療計画によって、お子さんの将来の健康な歯並びづくりにつなげることができます。