オフィスホワイトニングとは?歯科医院でおこなうホワイトニングのメリット・デメリット|大森駅ファミリー歯科・矯正歯科|大田区大森山王の歯医者

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オフィスホワイトニングとは?歯科医院でおこなうホワイトニングのメリット・デメリット



【オフィスホワイトニングとは?歯科で行うメリット・デメリットを解説】

ホワイトニングとは、歯を削らずに薬剤を使用して歯そのものを白くする施術のことです。その中でも「オフィスホワイトニング」は、歯科医院で専門家によって行われる方法を指します。この記事では、オフィスホワイトニングの基本的な情報から、メリット・デメリット、他の方法との違い、施術の流れ、費用、そして効果を長持ちさせるためのセルフケアまでを網羅的に解説します。施術を検討する際の判断材料としてご活用ください。

 


【オフィスホワイトニングとは歯科医院で受ける歯のホワイトニング】

オフィスホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士といった国家資格を持つ専門家が、歯科医院内で行うホワイトニング施術です。この方法では、専門家のみが取り扱える高濃度の過酸化水素や過酸化尿素を主成分とするホワイトニング剤を使用します。薬剤を歯の表面に塗布した後、特殊な光を照射して薬剤の化学反応を促進させることで、歯の内部にある色素を分解し、短時間で歯を白くする効果が期待できます。専門家の管理下で施術が行われるため、安全性も高く、即効性を求める方に適した方法です。歯科で受けるからこその高い効果と安心感が大きな特徴といえます。

 


【オフィスホワイトニングの5つのメリット】

オフィスホワイトニングのメリットは、主に「即効性」と「専門家による安心感」に集約されます。歯科医院でプロの施術を受けることで、1回の効果を実感しやすく、自分でケアする手間もかかりません。また、施術前のカウンセリングを通じて、ホワイトニング以外の口内トラブルを発見できる機会にもなります。ここでは、オフィスホワイトニングのメリットを5つの観点から具体的に解説します。

 

まず、1回の施術で歯の白さを実感できるという点です。オフィスホワイトニングの最大の利点は、1回の施術で歯が白くなる効果を実感しやすい点にあります。歯科医院で取り扱う高濃度のホワイトニング剤と、その効果を促進する専用の光照射機器を使用するため、短時間で歯の内部の色素を分解することが可能です。個人差はありますが、多くの場合、施術直後から歯のトーンが数段階明るくなったことを確認できます。そのため、結婚式や面接といった大切なイベントを間近に控えているなど、特定の期日までに歯を白くしたいと考えている方に特に適した方法です。すぐに効果を求める方にとって、この即効性は大きな魅力となります。

 

次に、歯科医師や歯科衛生士に任せられる安心感です。オフィスホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士という歯のプロがすべての工程を担当するため、安心して施術を受けられます。施術前には必ずカウンセリングと口腔内の診察が行われ、虫歯や歯周病の有無、知覚過敏の状態などを確認した上で、ホワイトニングが可能かどうかを専門的な視点から判断します。施術中も、高濃度の薬剤が歯茎や唇に付着しないよう適切に保護するなど、安全性を確保するための処置が徹底されます。万が一、施術中に痛みや違和感が生じた場合でも、その場で迅速に対応してもらえるため、自分で管理するホワイトニングに比べてリスクが低いのが特徴です。

 

三つ目のメリットは、ムラなく均一な白さを目指せる点です。専門家である歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、歯の色をムラなく均一に白くしやすい点も大きなメリットです。歯の場所によって着色の度合いやエナメル質の厚みが異なるため、薬剤の塗り方や塗布量には専門的な技術が求められます。プロが一本一本の歯の状態を確認しながら丁寧に薬剤を塗布し、専用のライトを適切に照射することで、部分的に白くなりすぎたり、逆に効果が出にくかったりする色ムラを防ぎます。自分で行うセルフケアでは難しい、前歯から奥歯まで含めた全体的なトーンアップと、自然で均一な美しい仕上がりが期待できるのは、専門家による施術ならではの利点です。

 

四つ目のメリットは、施術前のカウンセリングで口内トラブルも発見できることです。オフィスホワイトニングを受ける前には、歯科医師による口腔内の診察が行われます。この診察は、ホワイトニングを安全に行うためだけでなく、自分では気づきにくい口内のトラブルを発見する良い機会にもなります。例えば、虫歯や歯周病、歯のひび割れなどが見つかることがあります。これらの症状がある状態でホワイトニングを行うと、薬剤がしみて強い痛みを感じたり、症状を悪化させたりする可能性があるため、通常は治療を優先します。歯を白くすることを目的に歯科医院を訪れた結果、口腔全体の健康状態をチェックし、必要な治療につなげられるという点も、オフィスホワイトニングの副次的なメリットです。

 

そして五つ目のメリットは、自分で準備する手間がかからないという点です。オフィスホワイトニングは、施術に関する準備や作業をすべて歯科医院に任せられるため、利用者自身の手間がほとんどかからないというメリットがあります。自宅で行うホームホワイトニングの場合、自分でマウスピースを装着し、薬剤を注入して毎日数時間過ごす必要がありますが、オフィスホワイトニングではその必要がありません。予約した日時に歯科医院へ行くだけで、専門家がカウンセリングから施術、アフターケアの案内まで一貫して行ってくれます。日々の生活の中でホワイトニングのための時間を確保するのが難しい方や、細かな作業が苦手な方にとって、手軽に受けられる点は大きな魅力です。



【オフィスホワイトニングの4つのデメリット】

オフィスホワイトニングには即効性や安全性といった大きな利点がありますが、同時にいくつかの注意点や制約も存在します。施術前にこれらを正しく理解しておくことで、後悔のない選択ができます。ここでは主な4つのデメリットについて解説します。

 

まず一つ目は、費用が比較的高いという点です。オフィスホワイトニングは、歯科医院で専門的な設備と高濃度薬剤を使用して行うため、1回あたりの費用が高くなります。相場としては1回あたり1万円から3万円前後、複数回の施術を推奨する場合は合計で5万円以上になることもあります。自宅で行うホームホワイトニングに比べて初期費用がかかる点はデメリットといえるでしょう。しかし、その分即効性があり、安全に施術が受けられることを考えると、費用対効果の高い方法でもあります。

 

二つ目のデメリットは、効果の持続期間が短めであることです。オフィスホワイトニングの白さは早く実感できる一方、時間の経過とともに徐々に色が戻ってしまう傾向があります。これは「後戻り」と呼ばれる現象で、施術後3〜6か月ほどで色がやや落ち着くケースが多いです。生活習慣や食生活の影響も大きく、コーヒーや赤ワインなどの着色しやすい飲食物を頻繁に摂る方は、白さの持続期間が短くなる傾向にあります。効果を長持ちさせるには、定期的にメンテナンスを行ったり、ホームホワイトニングを併用したりするのがおすすめです。

 

三つ目のデメリットは、知覚過敏などの刺激を感じる場合があることです。オフィスホワイトニングで使用される薬剤は濃度が高いため、人によっては施術中または施術後に歯がしみる感覚を覚えることがあります。これは一時的な知覚過敏によるもので、通常は1〜2日で治まりますが、もともと歯や歯茎が敏感な方は注意が必要です。歯科医院ではこのリスクを最小限に抑えるために、事前に歯の状態を確認し、しみ止めの薬剤を塗布するなどの対策を行うこともあります。不安がある場合は、施術前のカウンセリングでしっかり相談しておくことが大切です。

 

四つ目のデメリットは、人工歯や差し歯などには効果がないことです。ホワイトニング剤は天然歯のエナメル質に作用して内部の色素を分解しますが、レジン(プラスチック)やセラミックなどの人工素材には化学的な反応が起こりません。そのため、差し歯や被せ物、詰め物の色は変わらず、天然歯だけが白くなるため、色の差が目立つことがあります。差し歯がある場合は、まず天然歯をホワイトニングして白さを整えた後に、新しい差し歯をその色に合わせて作り直すのが一般的な方法です。

 


【オフィスホワイトニングと他のホワイトニング方法の違い】

ホワイトニングには、オフィスホワイトニング以外にも自宅で行うホームホワイトニング、歯科医院と自宅の両方で行うデュアルホワイトニング、そしてサロンや市販品によるセルフホワイトニングなど、さまざまな方法があります。それぞれに特徴や効果、費用、持続期間などの違いがあります。

 

オフィスホワイトニングは、歯科医院で専門家が施術する方法で、短期間で効果を実感できる即効性が特徴です。高濃度の薬剤と専用ライトを使用するため、1回の施術でも歯のトーンが上がるケースが多く、短期的なイベント前などに最適です。

 

ホームホワイトニングは、歯科医院で作成した専用のマウスピースを使用し、自宅で低濃度の薬剤を長時間かけて作用させる方法です。効果が現れるまでに時間はかかりますが、色戻りしにくく、白さを長く保てるのがメリットです。

 

デュアルホワイトニングは、オフィスとホームを組み合わせた方法で、短期間で白くしながらも持続性を高めたい方に向いています。費用は最も高くなりますが、総合的な効果は最も優れています。

 

一方、セルフホワイトニング(サロンや市販品)は、過酸化水素を含まない薬剤を使うため、歯を本質的に白くする効果はなく、あくまで表面の汚れを落とす程度です。低価格で気軽に試せる反面、効果は限定的です。

 




【オフィスホワイトニングの施術の流れ】

オフィスホワイトニングを受ける際の一般的な流れは次の通りです。

まず、カウンセリングと口腔内チェックが行われます。ここでは、歯や歯茎の状態、虫歯や歯石の有無を確認し、ホワイトニングが安全に行えるかを判断します。

次に、歯のクリーニングを実施します。歯石や表面の汚れを取り除くことで、ホワイトニング剤がムラなく浸透しやすくなります。

その後、歯茎の保護を行います。薬剤が歯茎や唇に触れないように保護ジェルやシールドを塗布します。

次に、ホワイトニング剤を歯の表面に塗布し、専用の光を照射します。照射時間は約10〜15分を1セットとし、これを2〜3回繰り返すケースが一般的です。

施術後は、歯の色の変化を確認し、必要に応じて知覚過敏を防ぐためのフッ素塗布やアフターケアの説明を受けて終了です。全体でおよそ1時間〜1時間半ほどかかります。

 


【オフィスホワイトニングの費用の目安】

オフィスホワイトニングの費用は、歯科医院や使用する薬剤、照射回数によって異なります。一般的な相場は1回あたり1万円〜3万円前後です。より高い効果を得たい場合は、複数回の施術を推奨されることもあります。また、上下全体ではなく、見える範囲の前歯のみを対象としたコースを選ぶことで、費用を抑えることも可能です。初回カウンセリングやクリーニング料金が別途必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

 


【オフィスホワイトニング後に白さを長持ちさせるセルフケア】

せっかく白くした歯も、ケアを怠ると数か月で色が戻ってしまいます。白さを長持ちさせるためのセルフケアのポイントは次の通りです。

まず、色の濃い飲食物を控えることです。特に施術直後の24〜48時間は、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレート、醤油などの着色しやすい食べ物や飲み物は避けるようにしましょう。

 

次に、禁煙または減煙を意識することです。タバコのヤニは強力な着色の原因となるため、ホワイトニング効果を損なってしまいます。

また、歯磨き粉選びにも注意が必要です。研磨剤の少ないホワイトニング専用歯磨き粉を使用することで、歯の表面を傷つけずにステインを防ぐことができます。

さらに、3〜6か月ごとに定期的な歯科クリーニングを受けることも効果的です。専門家によるメンテナンスは、日常の歯磨きでは落とせない着色を防ぎ、白さを保つ助けになります。

 


【まとめ】

オフィスホワイトニングは、歯科医院で専門家が行うホワイトニング方法で、即効性と安全性が高いのが特徴です。1回の施術で歯が白くなる効果を実感でき、特別なイベント前にも適しています。しかし、費用が比較的高いことや、効果が数か月で徐々に後戻りすること、人工歯には効果がないといったデメリットもあります。
理想的な白さを維持するには、日常的なセルフケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。自分のライフスタイルや希望に合った方法を歯科医師と相談し、無理なく継続できるホワイトニングプランを選ぶことが、美しい白い歯を長く保つための最良の方法です。